(1)車いす利用者の方の褥瘡。骨付近に達する深い仙骨部(骨盤の後ろ側,腰の下の部分)褥瘡,初診時。創の全面に黒色壊死組織を認め,非常に汚染された褥瘡であった。左が頭側,右が下肢側。
皮膚に縫ったような傷あとが見えるのは,以前ほぼ同部位に発生した褥瘡に対して,別の医療施設で手術を受けているため。 |
(2)外来通院で,壊死組織切除を繰り返した。約2週間後。 |
(3)約1ヵ月後。肉芽組織がやや改善してきた。
この方は,在宅での処置のし易さやその他ご希望を聞いて,外用剤の使用を続けた。
ご本人ご家族とも,治療に積極的に取り組まれていた。 |